ABOUT

京都は出町柳のコーヒーショップです。 焙煎機は、HCR-1000という大阪のハマ珈琲さんが作っている1kgの半熱風のものを使います。 スペシャルティグレードからコモディティグレードも扱いますし、浅煎りから深煎りまで扱いますが、コーヒー業界における“浅煎りのお店”よりは深めであり、“深煎りのお店“よりは浅めかと思います。 当店が焙煎において意識することは、 「豆の持ち味が最大限活きる」ようにしておくことです。 それを抽出という調理を施し美味しい液体に仕上げることで、その豆を使った甲斐のある美味しいコーヒーに仕上がるのかなと思います。 店舗ではより美味しい時間を長くお楽しみいただけるよう、 淹れたてよりも液体の温度が下がっていくにつれ味わいが変化し深まっていくコーヒーに仕上がるよう心掛けて抽出します。 コーヒーは調理なので、淹れ方でその味わいは大きく変わります。 今使っているレシピで初めて買う豆が美味しくなる可能性は低いので、ぜひ挽き目やグラム数を調整して自宅にて美味しくなる方法を色々試してみてください。それこそがコーヒーの楽しみ方ではないかなとも思います。 豆を変えても味は当然かわりますが、それだけではありません。 ネットに出ているレシピもいいですが、 豆によって美味しさも成分の出方も違うものだと思いますので、「目の前の豆を自宅の環境下でいかに美味しくするか」を考えて美味しくしようとしてみるのをおすすめします。 その時に高価な器具は要りません。 何ccの液体を作る時に何グラム使っているか、まずはそれだけでも気にしてみてください。温度や速度は気になるなら気にしてみてください、時間は結果でしかないのであまり気にしなくていいかと思います。 そして、いわゆる“抽出効率を上げる”だけでは、当店の豆はいい具合にならないので「抽出効率を調節する」ことでいい味わいだけをカップに落とし込もうと思ってみるといいかもしれません。